広島原子爆弾の放射能による原爆症で、青年兵士は舌から滲み出る出血や腸からの下血により、次第に全身状態が衰弱した。(広島)
広島原子爆弾が1945年8月6日に炸裂後にも、陸軍船舶練習部の暁部隊の青年兵士は、直後から引き続いて居残り、被爆地の残骸の整理の作業を継続していた。8月10日から体調が悪化して重篤となって、自ら船舶練習部の収容所に入所した。8月12日には放射能による原爆症により、舌から滲み出る出血や腸からの出血による下血が止血できずに、次第に全身状態が衰弱していた。重篤な急性期の原爆症により、広島原子爆弾が炸裂してから約2週間後の8月20日に死亡した。