1945年8月6日に、第二次世界大戦の終戦直前に、世界で初めて原子爆弾を広島市に投下して炸裂させたB-29型爆撃機である。パイロットのポール・ティベットの母の名前エノラ・ゲイ(ENOLA GAY)から命名した。ワシントンD.C.のスミソニアン航空宇宙博物館の別館としてヴァージニア州にあるスティーブン・F. ウドバー・ヘイジー・センターに展示されている。

 

広島市中島町の平和記念公園において、丹下健三が設計した平和記念資料館が1955年8月24日に開館した。1955年8月6日に広島平和記念資料館条例」が公布された。展示資料はまだ少なかったが、開館を機に寄贈の申し込みが相次いだ。

 

広島市の比治山に1950年12月に完成が間近のABCC( Atomic Bomb Casualty Commission, 原爆障害調査委員会)は、1975年4月1日に改組して財団法人 放射線影響研究所(RERF: Radiation Effects Research Foundation) が発足した。

 

1949年9月28日に広島市基町の中央公民館に広島原爆参考陳列室が開設された。これが後の1955年8月24日に広島平和資料館の開館に繋がる。初代館長は原爆砂漠の瓦礫から約1,700点もの原爆資料を回収した長岡省吾である。