2017年12月11日月曜日

ノーベル平和賞授賞式で2017年12月10日核兵器の廃絶運動を展開してきた核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞した。

ノーベル平和賞授賞式が2017年12月10日、ノルウェーの首都オスロで開かれた。核兵器の廃絶運動を展開してきた非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN: Internationa Campaign of Abolish Nuclear Weapons)」が受賞し、メダルと賞状が送られた。広島原子爆弾の爆心地から北東約1.8kmの陸軍第2軍総軍司令部で被爆した日系カナダ人のサーロー節子さんも登壇した。ICANのベアトリス・フィン事務局長は改めて核兵器の脅威と廃絶を強調した。ICANは世界各地の反核団体や広島や長崎の被爆者と連携して、核兵器の非人道性を訴えてきた。2017年2017年7月に国連が採択した核兵器禁止条約の成立に向け、主導的な役割を果などが評価された。

ICANは約100か国のNGO連合による核兵器廃絶に向けた活動もあり、核兵器禁止条約が国連で2017年7月7日に122か国の賛成で採択された。一方でアメリカやロシア、イギリス、フランスなどの核兵器の保有国や核の傘の日本などは条約に参加していない。